新型コロナウイルス肺炎の流行当初、海外の投資家の間で中国資産に対するリスクヘッジ傾向が一時強まったが、現在、懸念は大幅に緩和されている。
多くの外資系機関は、中長期的に見て、中国の経済、資産、金融市場の見通しは非常に楽観的で、対中投資のタイミングだとしている。金融市場だけでなく、マクロ経済の好転に伴い、中国企業の2020年下半期の合併買収行動は増加に転じるという。
中国市場を長期的に有望視
多くの外資系機関は、中国資本市場が長期的に好転する予想に変更はないと示した。
フランクリン・テンプルトンの新興市場株式チームのマンナジ・S・セホン最高投資責任者(CIO)は、状況に着目すると、中国および中国株式市場に対する長期成長見通しを維持すべきだと述べた。
彼は、「試練にあふれたこの時期、科学技術の幅広い採用、消費とハイエンド化の持続的向上(消費者の高級品ニーズの持続的上昇)、製造業のグレードアップなどの要素は中国の台頭を促し、より強くし自立させ、多くの経済の柱を持ち、持続的な利益能力を持つ優良株に重点的に注目できる」と述べた。
経済の原動力は低下していない
海外機関は、マクロ経済から見ても、企業の活力を見ても、中国経済の原動力に低下は見られず、特に下半期に徐々に回復すると見ている。
野村中国チーフエコノミストの陸挺チームが先日発表した研究報告は、抑えつけられ遅れたニーズと生産は感染症の終息後にV字回復すると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月21日