6機関がウイルス株分離 新型肺炎ワクチン開発に一歩近づく

6機関がウイルス株分離 新型肺炎ワクチン開発に一歩近づく。安徽省疾病予防抑制センターはこのほど、トランスクリプトミクスDNAシークエンシングの新型コロナウイルス肺炎病例のサンプルを応用し、2種のウィルス株の分離に成功した。広東、上海、浙江、北京、湖北に続き、新型コロナウイルスのウィルス株を分離した6つ目の省級疾病予防抑制センターとなる…

タグ:ウイルス株分離 ワクチン

発信時間:2020-02-21 13:50:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 安徽省疾病予防抑制センターはこのほど、トランスクリプトミクスDNAシークエンシングの新型コロナウイルス肺炎病例のサンプルを応用し、2種のウィルス株の分離に成功した。広東、上海、浙江、北京、湖北に続き、新型コロナウイルスのウィルス株を分離した6つ目の省級疾病予防抑制センターとなる。


ウィルス株とは


 南方医科大学三級生物安全実験室主任の趙衛教授は20日、科技日報の取材に応じ、「簡単に言えば、ウィルス株とはウイルスを含むサンプルから分離し、実験室で培養したウイルスのこと」だと説明した。


 まずは素質があり、純潔度が高く、汚染されていない実験室と安全が保証された操作手順が分離と培養の重点だという。ウイルス株の分離は絶対的な無菌環境で行い、各種の雑菌とその他の微生物があってはならない。


 趙衛氏によると、どの実験室も新型コロナウイルスの分離と培養の素質を備えているわけではない。この素質を持つには三級以上の生物安全実験室で、実験室のスタッフの素質、作業手順、汚染物の処理も厳しく要求される。同時に、全ての病原性ウイルスの分離・培養活動を行うに際し、国家衛生健康委員会に特別に申請し、認可を取得してようやく特定の分離と培養を行うことができる。さらに実験の終了後、国家規定に基づき、実験材料を密封し、提出するなどして漏洩を防ぐ必要がある。


ウイルス株はワクチンと薬品の研究開発に役立つ

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