生態環境部は26日、全国の感染症関連の医療廃棄物と医療廃水の処理は安定かつ秩序よく行われ、湖北省と武漢市の医療廃棄物処理能力は大幅に向上したと報告した。
生態環境部は毎日、全国31の省区市と新疆生産建設兵団の計358都市(省直管県市を含む)の481カ所の医療廃棄物処理機関を監視している。1月20日以降、全国で98508.1トンの医療廃棄物が処理された。
医療廃棄物の処理能力は持続的に向上している。2月24日時点で、全国の医療廃棄物の処理能力は1日あたり5830.8トンに達し、1月20日以前より928トン増加した。湖北省と武漢市の医療廃棄物処理能力は大幅に向上し湖北省は1日あたり648.6トンに達し468.6トン増加、武漢市は262.8トンに達し212.8トン増加した。うち、生活ごみ焼却炉の一般医療廃棄物処理能力は1日あたり100トン。
2月24日に湖北省が回収した医療廃棄物は65.5トン、うち指定医療機関の感染症関連の医療廃棄物は221.8トン。医療廃棄物処理能力は367.8トン(在庫処理2.3トンを含む)。武漢市が回収した医療廃棄物は200.8トン、うち指定医療機関の感染症関連の医療廃棄物は112.8トン。同市の実質処理量は179.7トン、襄陽市と黄石市の共同処理量は21.1トン。
医療廃水処理の環境管理については、生態環境部の統計によると、指定病院の汚水処理を請け負う都市汚染処理場は全国に2109カ所ある。現在99.2%の指定病院が汚水処理施設を持ち、残りの21カ所の指定病院は汚水処理の緊急措置をとり、汚水を消毒で基準値にしてから市政配管網または密閉タンクローリーで都市汚水処理場に運んで処理している。これらの処理施設は正常に運営され、消毒措置を徹底している。
生態環境部の担当者によると、汚水処理能力の不足、正常に稼働していない、消毒措置を行わないなど3分類342件の問題が調査で発覚し、すでに改善作業を終えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月27日