患者が完治し退院した後、再感染することはあるだろうか。子供を連れて病院に行っても大丈夫だろうか。国務院共同予防・抑制メカニズムの最近の記者会見における回答、専門家の権威ある説明をまとめると、これらの問題の答えを導き出すことができる。「新華網」が伝えた。
――新型肺炎、患者の退院後も再感染するか?
患者の完治後、再感染の可能性は低い。退院後の検査で再び陽性が出れば、これは試薬キットの感度の差によるものとみられる。一般的には、完治した患者の体内には抗体ができるため、再感染する可能性は低い。
――体調不良の子供が病院に行った場合、院内感染の恐れはあるか?
保護者は院内感染を恐れ、子供を病院に連れて行くのを避けるべきではない。子供、特に低年齢の子供の症状は往々にして、短時間内に大きく変化する。自宅で耐え続ければ、手遅れになりかねない。受診中は子供と大人の防護を徹底する。急病でなければ混雑する時間帯を避けて受診する。
――ウイルスは髪につくか? 帰宅後は毎回頭を洗うべきか?
答:帰宅後は通常、わざわざ洗髪もしくは消毒する必要がない。ウイルスの人への感染には一定の条件がある。飛沫に含まれるウイルスの含有量、ウイルスの活性などだ。正常な状況であれば、屋外や一般的な公共の場に行き、髪に高濃度かつ活性を持つウイルスが含まれる飛沫が付着する可能性は極めて低く、日常的に髪を清潔に保てば良い。
ウイルスは肌を通り体内に入るか?
答:ウイルスは主に口腔、鼻腔、目などの人の粘膜から入る。これらの部位については重点的な防護が非常に必要だ。科学実験により、新型コロナウイルスが肌を通じ感染しないことが証明されている。経口感染については、正しい手洗い方法とこまめに手洗いをする習慣を続ければ回避できる。
エアロゾル感染が生じる状況は?
答:密閉された空間、長時間の曝露、高濃度という3つの条件を満たせば、エアロゾル感染が生じる可能性がある。しかし開放的な空間であれば、エアロゾルにより新型コロナウイルスが感染する可能性は極めて低い。そのため最も重要なのは個人の防護に注意し、ウイルスと接触する潜在的な機会を減らし、ウイルス感染のルートを断ち切ることだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月27日