鐘南山氏:ウイルス発生源は中国とは限らない 4月末の収束に自信

鐘南山氏:ウイルス発生源は中国とは限らない 4月末の収束に自信。広州市政府新聞弁公室は27日、感染の予防・コントロールに関するブリーフィングを広州医科大学で開き、国家衛生健康委員会ハイレベル専門家グループのグループ長で中国工程院院士の鐘南山氏が説明した…

タグ:肺炎 感染 判別 収束 発生源

発信時間:2020-02-28 14:35:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

▽突発的感染症への関心不足、持続的な研究が行われていなかった


 鐘氏:以前のSARSに対する衝撃が強く、多くの研究が行われたが、SARSは偶然のこととされ、多くの研究はその後打ち切られた。だが我々はMERSについても、世界で初めてウイルスを分離させ、MERSのモデルを作り、ずっと研究を続けてきたため多少なりとも準備があった。だが大多数は本当の意味で突発的な感染症を重視せず、持続的な研究を行わなかった。今回の新たな疾病に対し、治療面では打つ手がないと感じた私は、多くの原理に基づいて今ある薬で治療するしかないと思った。十数日やそこらの短期間で新薬を開発するのは不可能といっていい。新薬の開発には長年の積み重ねを要する。このことも予防・コントロール体制における我々の問題を浮き彫りにした。


▽新型コロナウイルスによる肺炎は1人から2-3人に感染


 鐘氏:今回の感染率はSARSよりも高い。現時点の統計によると、1人から2-3人に感染している。非常に速いスピードで感染しているということだ。


▽4月末には感染がほぼコントロールされる


 鐘氏:我々のチームがつくった感染予測モデルでは、2月中旬から下旬に感染のピークを迎える。当時は国外での感染は考えていなかった。今では国外での情況も変化したため、その点も考慮しなければならないが、中国で見ると、4月末にはほぼ感染をコントロールできる自信がある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月28日

 

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