ソウル市九老区新道林洞のビルに入居しているコールセンター関連の新型コロナウイルス肺炎の感染者が、11日夜7時まで99人にのぼっている。うち70人はソウル在住。報道によると、これは感染症の発生後、韓国の首都圏で発生した最も深刻な集団感染だ。
YTNテレビなどの韓国メディアは、今回のコールセンター大規模感染事件により、韓国の新型肺炎の感染状況が、市中感染が多発する新たな段階に入ったことを懸念している。コールセンター関連の感染者の多くがソウル、京畿道、仁川などの人口の多い首都圏在住で、ウイルスのさらなる拡散の懸念を深めている。東亜日報によると、人口が2600万人にのぼる首都圏は人員の流動が激しく、かつ企業、ショッピングセンター、教会など人が密集する場所が多い。感染症の拡散に対して非常に脆弱で、小規模な感染であっても常に大規模になる恐れがある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月12日