イタリアのマリオ・ネグリ薬理学研究所のジュゼッペ・レムッツィ所長は先ほど米メディアのインタビューに応じた際に、新型コロナウイルスは中国で流行する前にイタリアに入っていた可能性があると述べた。
米ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)からの「イタリアで2月21日に流行した後に対応が遅れたのはなぜか」という質問に対して、レムッツィ氏は「医師から得た情報によると、彼らは昨年12月さらには11月の段階で、非常に珍しく極めて深刻な原因不明の肺炎が、特に高齢者の間で見られることに気づいていたという」と答えた。
レムッツィ氏は「これは感染症が中国で流行する前に、ウイルスがイタリアに伝わっていたことを意味する。少なくとも北部ロンバルディア州ではそうだ。人々は存在が確認されていなかったケースと戦うことができなかった」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月23日