新型コロナウイルスの「外部侵入防止、内部拡散防止」の防疫作業要求を実行し、公共交通機関の乗客情報の検索と追跡を確保し、乗客の安全な利用を保障するため、武漢市は運営を再開した市内全域の公共交通機関とタクシーの実名登録乗車を実施することを決めた。
武漢市交通運輸局が22日晩に明かした情報によると、武漢市新型コロナウイルス肺炎流行予防抑制指揮部運輸保障・環境整備グループは同日、『全市公共交通機関とタクシー業の実名登録乗車の実施に関する作業プラン』を発表し、運営を再開した市内全域のバス、船、路面電車、地下鉄、タクシーなどの交通機関の実名登録乗車措置を実施することを明確にした。
プランによると、市民は初回利用時に支付宝またはWeChatでコードスキャンしてオンラインで「身分認証」を行う。湖北省健康コードを申請済みの者は身分情報を自動で取得できる。未申請の者は身分認証後に健康状態の案内に基づき、関連ページで健康コードを申請する。身分認証を行なっていない者は乗車できない。
小・中学生、高齢者、障害者などのスマートフォンを持っていない人については以下の通り。タクシー乗車時は有効の身分証明書を携帯し、運転手が代わりに実名情報を登録する。公共交通機関を利用する場合は、学生カード、高齢者カード、障害者カードなどの実名カードで乗車し、実名カードを持っていない者は有効の身分証明書を携帯し、現場スタッフが代わりに実名情報を登録する。
乗客の乗車記録は追跡可能。プランは、公共交通機関は「1車1コード、上下者コードスキャン、1車1安全員」、地下鉄・路面電車・BRTなどは「1駅1コード、1車両1コード」、船は「1渡し場1コード、1船1コード」、タクシーは「1車1コード」に基づいて安全管理を実施し、上下車(船)時に毎回QRコードをスキャンし、健康状態と交通手段情報を取得することを要求した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月23日