セルビア大統領が空港で中国国旗にキス、カンボジア首相が中国専門家チームのプノンペン到着を中継、イタリア人が並んで出迎える、ミラノ市民が国歌を奏で拍手で歓迎……
ここ数日、一部の国が中国医療チームと支援物資の到着を歓迎する様子がインターネットで話題になっている。
世界で感染症が蔓延する中、中国は国を挙げてウイルスと戦い、外国にできる限りの支援を提供している。中国は新中国成立後の援助時間が最も集中し、範囲が最も広い緊急人道主義行動を開始した。
中国、89カ国と4つの国際組織に防疫援助を提供
中国はこれまでに89カ国と4つの国際組織に4回の防疫援助を実施し、第5陣援助実施プランの制定を進めている。中国は28カ国のアジア諸国、16カ国の欧州諸国、26カ国のアフリカ諸国、9カ国のアメリカ州諸国、10カ国の南太平洋諸国に緊急援助を提供。また、イラン、イラク、イタリア、セルビア、カンボジアの5カ国に計7組の医療専門家チームを派遣。遠隔ビデオ通話を通して100以上の国と地域と約30回の技術交流を実施。中国は56カ国に長期駐屯する海外支援医療チームを指導し、駐在国の民衆と華人華僑に技術アドバイスと健康教育を提供し、オンライン・オフラインで計200会場の研修を開催した。
26日に開かれた国務院新聞弁公室の記者会見で、国家国際発展協力署の鄧波清副署長は、中国は海外に医療物資援助と医療技術援助の2通りの方法で防疫援助を行うと紹介した。
援助物資は主に検出キット、マスク、防護服、防護めがね、額式体温計、医療用手袋、シューズカバー、呼吸器などの医療設備を含む。医療技術援助は主に医療専門家チームを派遣するという形をとり、経験を交流し、診療アドバイスを提供する。
そのほか、中国の多くの地方政府、企業、民間機関、個人が対外援助行動に参加している。