新型コロナウイルス感染症の流行初期、イタリアは肝心な時期に中国に物資を提供し、武漢市民を支援する姿勢を示した。また、イタリアで感染症が大流行してから、中国は最初にイタリアに医療物資を提供し、医療専門家チームを派遣した。
現地時間24日、イタリアのディ・マイオ外相はイタリア国営テレビの取材に応じ、「中国に4万枚のマスクを寄付したことで、イタリア人を守る物資を安くで売ったと非難されたが、現在、中国は4万枚より多い数百万枚のマスクを寄付してくれた」と述べた。
日本でも感染が拡大し、豊川市ではマスクの在庫が不足し始めた。3月23日、豊川市の竹本幸夫市長は、「以前に4500枚のマスクを送り、無錫と在庫があれば返してもらえないか連絡を取っている」と明かした。
無錫市高新区は早くから物資の「お返し」を準備していた。3月24日午後、豊川市に寄付する5万枚のマスクが揃い、同日晩に第1陣を発送した。そのほか、感染症が流行してから、無錫市高新区は様々な形で株式会社デンソーやハンファグループなどの外資系企業本社に計25万枚のマスクなどの防護物資を寄付した。
中国が感染症との戦いの肝心な時期にあるとき、パキスタンは全国の病院にあるマスクを中国に提供し、中国のネットユーザーから称賛の声が上った。パキスタンの大統領は訪中した際、「全国の防疫物資を中国に支援するのは、友人であれば当然のこと。自分たちのために残しておこうとは考えていない」と述べた。
「苦難を共にする真の友人、苦楽をともにする良き兄弟」として、中国はこれまでにパキスタンに4回に分けて検査キット、医療用防護服、医療用N95マスク、医療用外科マスク、呼吸器などの医療物資を提供した。26日に開かれた国務新新聞弁公室の記者会見で、中国側がパキスタンの臨時隔離病院の建設を支援することが明かされた。
鄧波清氏は、「インド洋の津波、ネパールの巨大地震、エボラ出血熱、ペスト、ジカウイルス流行のどの対応においても、中国が援助する姿が見られる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月27日