中国遺伝子バンクの研究結果が初公表 漢族は7つの亜群に分類可能

中国遺伝子バンクの研究結果が初公表 漢族は7つの亜群に分類可能。

タグ:遺伝子バンク

発信時間:2020-05-12 14:18:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 研究チームは、漢族は北部漢族、北西漢族、東部漢族、中部漢族、南部漢族、南東漢族、嶺南漢族の7つの亜群に分類できることを初めて明らかにした。


 少数民族の中で、西藏族、イ族、蒙古族、チワン族は独特なクラスタリングを有し、満族と北方漢族は近く、回族と北西・北方漢族も近いことがわかった。地域によって異なる変異の特徴は、中国の歴史上の人口移動と変遷と関係している。例えば、河西回廊はシルクロードの中で各民族が移動した交通要所で、ソグド人など多くの民族がここで生活していた。


 瑞金医院内分泌科主任の王衛慶教授によると、研究チームはコホートの中の代表的な中国各地と民族の1万588人のDNAサンプルの40×全ゲノムシーケンス解析を行い、質の高い中国人の遺伝変異データの形成、構造分析、ゲノム特徴比較、変異スペクトル、病原性変異解析を完成させた。


 多くの遺伝性疾病は遺伝暗号に記されている。疾病関連の変異スポットは中国人と欧米人でスペクトルに差があるため、中国の遺伝カウンセリングと解読は重要な意義不明変異(VUS)の研究となり、関連の臨床指針と経路設定は中国人自身が大量のサンプルと質の高いデータをもとに分析する必要がある。


 研究で、現代の河西回廊地区の人々は遺伝子多型スポットの数量が多く複雑であることがわかった。世界のその他の人種と比ると、中国人の遺伝特徴は欧州、アフリカ、南アジア、ラテンアメリカと大きく異なり、アフリカ人とは最も異なり、東アジアと非常に似ている。研究者の成分分析で、日本人と中国の北部漢族のクラスタリングは完全に重なることがわかった。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月12日


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