フランス人のエロイーズ・ジャンティさんは北京冬季オリンピック組織委員会で働く国際プロジェクト専門家である。彼女は数十年のオリンピック組織委員会での勤務経験を持ち、2022年の北京冬季オリンピックの準備をするため、3年前から中国で働いている。ここ数年、彼女はウィンタースポーツが中国で発展し続け、多くのウィンタースポーツの競技場が次々と完成し、興味を持つ人も増えているのを目にしてきた。彼女は、「中国にはウィンタースポーツ発展の巨大な潜在力があると感じた」と話した。
冬季オリンピックの競技場建設について、エロイーズさんは何度も現場を訪れ、北京の準備作業に深い印象を覚えたと話した。北京と張家口の競技場は外観の設計が美しいだけでなく、建設のスピードにも驚かされたという。冬季オリンピックのために建設されたこれらの競技場は予定より早く完成し検査に合格し、オリンピックの開幕を待っている。エロイーズさんは、「各国の選手と観客にここで楽しく競技に参加し、観戦してもらいたい」と話した。
オリンピック組織委員会の一員であるエロイーズさんは、2008年の北京オリンピックも経験した。彼女は、北京の今回のオリンピック開催は経験があり、各準備も整ってきており、国からの強い支持があるだけでなく、グリーン・オリンピックという理念はオリンピック精神と環境保護を結びつけていると考えている。また、オリンピック産業のさらなるグレードアップも後押しするという。エロイーズさんは、北京の冬季オリンピック成功に自信を持っていると話した。
東京オリンピックが7月23日に開幕した。新型コロナの影響で、東京都内で行われる競技は無観客形式を採用し、世界から注目を集めている。コロナの北京冬季オリンピックへの影響について、エロイーズさんは「世界がコロナ禍にあり、オリンピックの準備作業にも多くの困難があるが、中国の人たちのオリンピックに対する情熱と政府の支援は減っていない。これはオリンピックにとって非常に重要なこと。コロナ流行はオリンピック開催に新たな試練をもたらしたが、中国の防疫状況は良好である。そのため、各国も安心して参加でき、北京冬季オリンピックは安全な環境で開催できると信じている」と話した。
エロイーズさんは、北京冬季オリンピック組織委員会は今回の東京オリンピックから実際の開催経験を汲み取り、防疫措置をより完全なものにし、成功した冬季オリンピックにすると見ている。エロイーズさんは、「長期にわたり、仕事を通して世界の中国に対する見方を知った。チャイナドリームは世界に深い影響を与えるだろう」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月27日