感染常態化の対策と管理において、生じうる感染の危険への防護と警戒に注意し、かつ仕事と学習を正常に行う必要がある。その際に一部の業界は感染症の衝撃を受け、一部の人は減給と失業に直面し、二重の圧力に陥る。

　脳科学者の郭蓉娟氏は、焦燥、倦怠感、食欲減退、睡眠の質の低下などは、アクシデントに遭遇した際にすべての人に生じうる正常な反応と見ている。しかしこれらの反応はストレスへの反応であり、自身で真剣に向き合う必要があるという。

　専門家は、今は苦しさにだけ目を向けるのではなく、積極的な面にも関心を寄せるよう提案している。2年弱の洗礼を受け、当初の無知と戸惑いはその後、新型コロナの知識の模索と普及により、新規感染者が出てから30分内に応援に駆けつけることができるようになった。中国はすでに感染対策の豊富な経験を蓄積しており、今後はより良い措置を手にするはずだ。

　個人としては、積極的に対応し、自身の防護を徹底し警戒を維持し、過度な懸念を避ける。感染が常態化するなか平常心を保つ。苦しみはいつか過ぎ去るもので、暮らしは依然として美しく光溢れている。

　心理学によると、人類は数千年に渡る生存により高い適応力を備えている。新型コロナがなかったとしても、暮らしにはさまざまなストレスが存在するが、人々はそれでも正常な生活秩序を維持し、日々の喜怒哀楽を楽しむことができる。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年11月17日