電子情報専攻の卒業生は、今年の秋採用で最も注目された。調査に回答した大学の電子情報専攻修士課程終了者の1人平均雇用機会は4.2で、雇用主が提案する賃金水準も非常に高い。
バイオ医薬品業界(ヘルスケア産業)の卒業生の需要は20年の強い勢いを保ち、採用人数が21年度より38%増加した。バイオ医薬品業界は、マーケティング、データアルゴリズム、情報管理、オンラインカスタマーサービスなど、さらには事務・財務の卒業生採用人数が大幅に増加した。これと関連する農業・食品分野の採用人数もほぼ倍増した。
電子商取引(EC)業界の雇用主による22年度卒業生の採用人数が21年より11%減少し、過去3年で初めて減少したことに注意が必要だ。
今年の中央経済活動会議は、大卒者などの若者の就職問題をしっかり解消するよう求めた。
若者の失業率が高いことには総量の制約のほか、構造的な要素の影響もある。若者全体の就職の構造的な問題が日増しに顕著になっている。需要と供給のズレ、人材と職場のミスマッチ、「スローな就職」といった現象が時おり生じている。
姚氏は、「1000万人の大卒者が労働市場にもたらす問題に対応し、大卒者の就職・創業の取り組みを重視するべきだ。政策類及び市場類の雇用供給能力を十分に掘り起こし、金融・財政・政策などの効果により採用枠の供給を拡大し、インターネット+雇用などの新型雇用形式による雇用促進効果を十分に発揮する。創業により雇用を促進し、大卒者の創業をめぐり全ライフサイクルのインキュベーションサービス体制を形成し、大卒者の創業により効果的に雇用をけん引する」と提案した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月17日