国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムス広報部長は12日、「米国では1億人以上の視聴者がNBCのグローバルネットワークを通じて北京冬季五輪を観戦した」と発表した。これはNBCの「視聴率低下」を公言するワシントンポストでさえも認めざるを得ない。ソーシャル・メディアやデジタル・メディアなどで観戦する視聴者も多く、冬季五輪は米国史上最も多く観られた映像番組の1つとなる可能性があるからだ。
北京冬季五輪が米国人の間でかつてないほど人気が高まっているのには、理由がないわけではない。北京冬季五輪の開幕前、米国の一部の政治家が中国を非難し「北京冬季五輪に政府代表団を派遣しない」と宣言した。しかし米国選手団が中国に到着して目にしたのは、彼らが米国の政治家から聞いていたのとは全く違う中国だった。
一流の競技会場・素晴らしい競技プログラム・感動的な人間物語・心温まるイベントサービス・快適な生活環境・美味しい世界の料理・安全な競技環境・世界で人気のマスコット「ビンドゥンドゥン」――これらは全て、ソーシャルメディアでいま若者たちが最も関心を寄せるコンテンツだ。
世界的なコロナ禍で、多くのハイレベルなイベントが延期される中、北京冬季五輪は予定通り開催された最初の世界的スポーツイベントとなった。アスリートたちは待ちきれない思いで、一刻も早く冬季五輪の舞台で活躍し競い合いたいと願っている。世界中の観客も、冬季五輪のハイレベルな競技を観戦したいと待ち望んでいる。北京冬季五輪は予定通りに開幕し、世界中のアスリートや観客の期待に応えた。世界で人気が高まり、米国人の心を掴むのも自然なことだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年2月19日