北京冬季五輪の「遺産」、中国氷雪スポーツの長期的発展に貢献=北京冬季五輪組織委員会

中国網日本語版  |  2022-03-06

北京冬季五輪の「遺産」、中国氷雪スポーツの長期的発展に貢献=北京冬季五輪組織委員会。

タグ:北京冬季五輪

発信時間:2022-03-06 16:44:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 北京冬季五輪組織委員会は先般、「遺産(レガシー)」をテーマとする記者会見を開いた。 


 「北京冬季五輪の遺産は大会終了後に生まれるものではなく、7年の準備期間中に形成されてきた」。北京冬季五輪組織委員会総合企画部長の李森氏は、冬季五輪の開幕前から中国では多くの遺産が形成されてきたと述べた。 


 北京冬季五輪組織委員会計画建設部部長の劉玉民氏は「北京冬季五輪の最も大きな遺産は『3億人を氷雪スポーツに参加させる』という目標の達成」と説明。冬季五輪の招致から昨年10月までの間に氷雪スポーツに参加した人数は中国全土で3億4600万人、参加率は24.56%に達した。特に青少年が大きな存在となっている。 


 また、2022年の北京冬季五輪では2008年の北京五輪が残した14個の遺産を使い、それを基に新たな「夏冬五輪開催」の遺産を生み出した。例えば国家遊泳中心(水泳センター)、首都体育館、五棵松体育中心(スポーツセンター)に新設もしくは改良によって製氷設備が作られた。環境に配慮した冷凍システムや冷媒の使用は、グリーン・環境保護と自然継承という理念を体現している。大会期間中と大会終了後、会場と都市を結び付けることも五輪遺産計画として早くから進められていた。劉玉民氏によると、張家口競技エリアではここ数年、年間スキー客が以前の20万人から200万人以上に増えており、同エリアの発展を大きく後押しする見通しだ。 


 李森氏は「北京冬季五輪による氷雪産業と氷雪スポーツの発展は短期的な動きではなく、長期的な効果がある。氷雪スポーツの発展を支えるさまざまな政策は冬季五輪が終わっても継続され、ますます充実していくだろう」と話す。 


 冬季五輪の「有形遺産」に加え、精神や文化といった「無形遺産」も中国氷雪スポーツの発展を後押しする。北京冬季五輪組織委員会広報担当の厳家蓉氏はこのような見解を示した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月6日

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