地域のPCR検査を連続的に実施しているにも関わらず、プール方式による陽性が次々と検出されている。佑安病院感染総合科主任医師の李侗曾氏は、「これはオミクロン株が隠れやすいことと、感染者が自発的に検査を受けないからだ」と説明した。またウイルス感染後の潜伏期間があり、通常は2−4日経過しないと検出されない。1回目の検査で見つからず、その後の2回目や3回目で見つかることもありうる。「そのため最初の数回で陰性であっても、その後陽性になる人もいる。これはまた、検査を繰り返す重要性を示している」
李氏は、「感染対策の進展は、次の二つによって決まる。まず、管控区を十分に広く設定しているか、PCR検査の回数が十分かだ。つまり発見された陽性者のすべてが管控区から出たか、社会面の検査で陽性者は出ているかということだ。最後の陽性者が出てから1つもしくは2つの潜伏期間内に、同地域のPCR検査で新たな陽性者が出なければ、隠れた感染源をすでに遮断されたとほぼ断定できる」と述べた。
軽症と無症状の感染者が増え、感染拡大が見えにくくなっている。これは今回のPCR検査の実施対象地域が従来より広くなっている理由だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月17日