中国科学技術信息研究所が9月20日に発表した2023年中国科学技術論文統計報告によると、中国は各学科の影響力を持つ定期刊行物論文数で初めて世界一になり、高水準の国際定期刊行物論文数と引用回数でも世界一になった。
同報告は、「各学科の影響要素が最も高い定期刊行物は、世界の各学科で最も影響力を持つ刊行物ととらえることができる」とした。統計によると、2022年、178学科で高い影響力を持つ定期刊行物は159部で、各学科で最も影響力を持つ定期刊行物に掲載された論文数は5万4002本だった。中国がこれらの定期刊行物で発表した論文数は1万6349本で世界の30.3%を占め、初めて米国を上回り世界一になった。
専門家は以下のように話した。中国の科学技術論文の上述の成績は、中国の科学技術革新の進歩が目覚ましいことを示す。しかし同時に、科学技術論文は科学研究成果の産出形式の1つにすぎず、中国の科学研究成果の実用化と応用にはまだ大きな発展余地があることにも目を向ける必要がある。科学研究能力を突き固め、革新の効率を高め、「産学研用」(産業、大学、研究機関、ユーザー)の道を切り開き、高水準の科学技術の自立自強の加速化を根気強く続ける必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月1日