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「アミダの森」を育てる

「アミダの森」に赴いた日本人ボランティアは緑化に努力している(写真は王蒙志さん提供)

 遠山博士の砂漠緑化の実践は、多くの日本人に影響を与えた。

 広島の教専寺(浄土真宗)の故選一法住職(68歳)は、1997年、大学の同窓会で、遠山博士の植林事業を支援しようと呼びかけた。たちまち7人の僧侶がこれに応じ、クブチ砂漠のエングベーを訪れた。一行は、目の前に広がる広大な砂漠に深く心を動かされ、中国で長期にわたり植樹をしようと考えるようになった。

 そして8人の僧侶は「アミダの森」をつくろうという呼びかけ、「NPO法人アミダの森」をスタートさせ、故選一法住職が理事長になった。そして「アミダの森・緑の協力隊」をつくり、北海道から鹿児島まで相次いで34カ所の事務所を開設して、「苗木1本120円」運動を展開した。また各寺院に募金箱を置き、各家庭にも小さな募金箱を置いてもらってカンパを募った。

 またパンフレットや説明会、広告などを通じて苗木基金を集め、日本砂漠緑化実践協会から遠山博士の元に送金した。1997年から2001年までの間に、合わせて17組の「アミダの森協力隊」、計462人がエングベーに来て、85万本以上の木を植えた。

 だが、広大な砂漠の緑化には、エングベー一カ所を植樹するだけではまったく不十分である。このために、2000年夏、「アミダの森協力隊」の135人の隊員は、内蒙古自治区東部にある通遼市のホルチン(科爾沁)砂地に、2番目の植樹基地を開設し、2006年までにすでに150万本近くの木を植えた。

「アミダの森」はすでに青々と茂っている(写真は王蒙志さん提供)
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