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人類が共生する「家」を造る
 



ブクチ砂漠を通り抜ける「砂漠貫通道路」(写真・那順)

 内蒙古自治区の総面積は118万3000平方キロ。日本の3倍強である。だが、その4分の1は砂漠と荒地。ひとたび大風が吹けば、砂塵が巻き上がる。人が住める土地は少ない。しかし人々は、生態環境を改善するため、この大自然と粘り強く闘っている。

     大砂漠に奇跡を起こす 

 内蒙古のオルドス(鄂爾多斯)市は、黄河が北上し、東に向きを変え、さらに南下して流れている「几」字形の真ん中に位置する。オルドス市の北部には、約2万平方キロもあるクブチ(庫布斉)砂漠が広がっている。オルドス市のハンギン(杭錦)旗は、その40%がこの砂漠の中にある。

 ハンギン旗から舗装道路が、クブチ砂漠の中をまっすぐに走っている。道路の両側には大小の砂丘が次々に現れては消えて行く。「これが有名な『砂漠貫通道路』です」とハンギン旗の報道官、韓玉光さんは言った。

 この一帯の年間降雨量は280ミリに達しない。砂漠化の最も深刻な地区の一つのである。高さ数十メートルから100メートル以上もある砂丘が至る所にある。砂漠で暮らしている農牧民たちの1人当たりの年間収入は500元(約7500円)に満たない。旗の外の世界と往来する唯一の交通手段は、駱駝と驢馬。生活用品を買うため、最寄りの鎮へ行くには、3日3晩、歩かなければならない。

ブクチ砂漠で、さまざまなやり方で、人々は砂を固めている(写真提供=ハンギン政府)
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