2000年以来、内蒙古自治区は生態系整備への取り組みを逐次拡大し、累計2.6億ムーの砂漠化した土地に対して対策を講じた。これによって、土漠化した土地は2400万ムー減り、砂漠化した土地は730万ムー減った。生態系整備は砂漠化の進展のペースを超えるものとなった。
内蒙古自治区域内では土漠化した土地が9.33億ムー、砂漠化した土地が6.24億ムーもある。自治区林業庁によると、7年来、政府は相次いで200億元の資金を投入し、自治区域内で天然林保護、北京・天津砂アラシ発生源整備プロジェクトを実施し、生態系整備の速度は当時の年間700万ムーから年間1600万ムー以上となり、砂漠化の進展のペースを上回り、広域面積の土質の悪化が抑圧られ、一部地域の生態環境が好転し始めるという望ましい状況を呈しつつある。
砂漠対策の中で、内蒙古各地は地元の実情に基づいて高木、潅木、草とを結びつけるやり方で生態系の緑化を行い、砂漠対策実施地域の植生カバー率は平均50%以上となった。長年の努力を経て科爾沁(コルチン)砂地の面積は1200万ムー減少し、砂漠化面積は逐次拡大することから逐次縮小することになり、という全般的な回復を目指すことになった。
その上、天然林保護、耕地を林地に戻す重点プロジェクトを実施すると同時に、内蒙古自治区はコルチンやムウスの砂地での砂漠化対策の成果を打ち固め、渾善達克(フンシャンダケ)砂地の対策措置に力を入れ、2008年北京五輪のために環境面から貢献することに努めている。
「チャイナネット」2007/07/09