難度の高い仕事から“通訳界の至宝”と称される同時通訳者。3月8日の国際婦人デーにちなみ、“輝く女性たち~女性同時通訳者~”の物語を紹介する。彼女たちは卓越した専門知識を持ち、各国との友好の懸け橋として交流の第一線で活躍している。誰からも賞賛されるその仕事の背景には、人知れず克服してきた困難もあるだろう。「剣は磨きをかけてこそ鋭くなり、梅の花の良き香は苦しき寒さから生まれる」という中国の詩もあるが、ここからはそんな彼女たちの奮闘物語である。
今日もラジオから聴こえる声・・・。日本のリスナーに向けて“今の中国”を紹介する彼女は同時通訳としての顔も持ち合わせている。様々なイベントで通訳として忙しく立ち働く彼女は自らの行動を通して中日交流を推し進める夢に向かって頑張っている…
北京外国語大学アラブ学院で教鞭をとる唐珺は、中国・アラブ経済貿易協力フォーラムで同時通訳を務めたほか、商務部、文化部、国家行政学院などの部門が組織する“アラブ政府職員研修クラス”の通訳のほか、香港や青海省などで行われた国際詩歌フェスティバルで、アラブの詩人たちの作品を数多く翻訳した経歴を持っている…
張晏は中国人民大学外国語学院ドイツ語学科の副教授でもあり、北京外国語大学の高級通訳学院修士課程でも教鞭をとる人物である。外国語を勉強する人には、同時通訳の仕事は憧れの職業に映るだろう。ドイツ語界で10年以上のキャリアを持つベテラン通訳の彼女だからこそわかることがある…
李文家は天津市外交通訳人材バンクの韓国語専門員である。韓国のソウル大学国文学科を卒業し、言語学の研究で修士号を取得している。天津師範大学で韓国語を教えていたこともあり、現在は天津市人民政府外事弁公室に所属し、長きにわたって外交関連の仕事を担当する経験豊富な通訳だ…
彼女の名前は華北。2009年にロシアにやってきた彼女は、サンクトペテルブルク大学ジャーナリズム学科の博士課程で学んでいる。不慣れな土地にやってきた彼女も今では中露政府セミナー、ビジネスミーティングやシンポジウムなどで頻繁に通訳として活躍しており、ロシア語の通訳を通して自信と落ち着きを兼ね備えていくのである…
首都師範大学スペイン語学科の通訳専門講師である姜歌さんは、長年にわたって通訳の研究と教育に従事し、スペイン語通訳の世界に入って8年となり、豊かな経験を積み重ねてきた。同時通訳者でもある姜歌さんは、その楽しみと苦しみを知っている…