国家統計局統計科学研究所課題グループが21日公表したレポートによると、2006年に中国の「小康（ややゆとりのあること）社会」の全面的建設は69.05％実現し、この年は2000年以来、伸びが最も早い年であり、小康社会を全面的に建設するプロセスは明らかに加速された。

小康社会を全面的に建設する統計観測指標システムの計算によると、2000年小康社会の全面的な建設の発展指数は57.05％で、2020年の完全な実現の100点まであと42.95点、毎年2.15点増加する必要がある。2000年から2006年までの小康社会の全面的な建設のプロセスから見れば、毎年成長が見られ、毎年2.0点増えている。こういう趨勢から見れば、2020年までに小康社会の全面的な建設という目標に達することができる。

統計データによると、2006年中国経済の発展は63.82％実現し、2005年より2.07ポイント上昇した。「調和のとれた社会」は67.89％実現し、5.64ポイント上昇した。生活の質は64.6％実現し、4.76ポイント上昇した。民主法制は88.18％実現し、3.26ポイント上がった。科学教育文化衛生は76.25％実現し、3.07ポイント上昇した。資源環境は69.22％実現し、1.19ポイント上昇した。

この課題グループは同時に、近年、中国の小康社会の全面的建設のプロセスは明らかに加速されているが、経済発展、調和のとれた社会、社会事業の発展、資源環境の圧力などの面にはまだ際立った問題が存在していると指摘している。

「チャイナネット」2007年11月22日