浙江省の居住証制度実施は、省外出身の労働者が浙江省に居住する上での身分証となる。
このほど発表された「浙江省居住証の申請・受領弁法(意見募集用稿)」によると、居住証は社会保障、就業、教育、居住などとセットになっており、居住証所有者はこれらの方面で都市住民と同様のサービスを受けられるようになる。さらに子女の就学、計画生育(出産・子育て)政策、労働保障などの方面で浙江省市民と同じ優遇政策を享受できる。
例えば嘉興市の張さんの場合、居住証を持っていれば重病のときに政府の支援が得られ、現地の低価格分譲住宅の購入申請ができ、条件に合えば平湖に定住して将来子どもをここで就学させた場合にも、「借読費」(戸籍所在地以外で就学する際に収めなければならない費用)の支払いが免除される。
浙江省に居住証には2種類があり、一つは「臨時居住証」、もう一つが「居住証」となる。関係者によると、臨時居住証はこれまでの「暫定居住証」と同じ手続きで、省外出身労働者の最初の登記手続きにあたる。16歳以上で30日以上の居住を予定している人は、7日以内に「浙江省臨時居住証」を申請・受領しなければならない。その上で条件に合致する人は、「浙江省居住証」を申請・受領できる。
「人民網日本語版」2007年11月22日 |