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新職業が続出、北京の業種470種類に
発信時間: 2007-12-11 | チャイナネット

北京日報によると、北京市労働社会保障局職業技能鑑定センターの最新統計によると、北京市に存在する職業はこれまでの360業種から470業種に増えた。

全国では1898業種

中国では業種が専門技術人員、商業サービス業人員、生産運輸設備操作人員など8つに大別される。中国ではこれまで通常「工種」「崗位」などの概念を使用してきたが、実質的には職業をさまざまな需要や要求によって具体的に分類したものだ。担当責任者によると、伝統的な360業種には大きな変化が生じ、全国には現在1898業種が存在する。経済社会発展の格差により、各地の職業数は異なり、北京には470業種が存在する。

新職業がもたらす新たなチャンス

新たな業種の誕生は市場の需要に適応するもので、中には流行をリードするものや新たな生活方式をもたらすものもある。例えば、婚姻家庭諮詢師(コンサルタント)は、結婚するカップルに個性ある結婚式企画している。週末には、結婚式の司会、照明、舞台美術師、イメージ設計師などを率い、新婚カップルの要望に従い、結婚式でさまざまな演出を行う。このほか、スポーツブローカー、人材資源管理師、市場営銷策劃師(マーケティング・ストラテジスト)など、さまざまな新業種が新たな市場とチャンスを生んでいる。先ごろも公共栄養師が新業種に採用され、応募者は6000人余りに達した。

急速に消える旧職業

  同時に一部の職業は消えつつある。路地にはかつて「鍋の修理はいかがですか」などという声がしばしば響いたものだが。今では鍋修理、ペン修理などいった職業は見られなくなった。担当責任者は、経済と社会の発展と新技術の出現により、最近10年には新技術の誕生と旧職業の消滅という変化が速まっている。10年前に人気職業だったポケベルのメッセージ伝達員も続々転職した。新聞出版業でも、1992年の「中華人民共和国工種分類目録」には、活字組版工、活字工、活版補助工、鉛活字彫刻工、鉛版製造工などがあった。しかし、レーザー製版技術の発展により、これらの職業は既に消滅した。

新職業の認定に厳格審査

  現在北京の街角で見られる道案内、行列代行、運転代行などは新職業になり得るのか。

  労働社会保障局の担当責任者は、ある新商売が新業種になるには厳格な手続きがあり、その商売が社会から認められた正式な職業になり得るか、その商売にどんな基準が必要かなどを論証する必要がある。労働部の基本的な承認を得た後、専門家が新業種の正式な定義、就業資格、資格認定基準、職業等級などを明文規定し、再び労働部に審査認可を求めることになる。労働部は「国家職業分類大典」に照らして既存業種と重複しなければ、地方レベルでの試行を認め、一定の期間が経過した時点で正式な業種となる。

「人民網日本語版」2007年12月11日

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