2007年はなみなみならぬ年であった。この年には、大卒の数が500万人にのぼり、職業学校の卒業生は1000万人となった。では、どんな職業が求職者の中で人気があるのか、どんな職業に最も可能性があるのか、これは求職者の興味を示す話題となっている。

国内のネット招へい企業の履歴書に対する分析や公表されたそれぞれの業種の職数を合わせた統計データによると、インターネット関連・eビジネス、コンピューターソフトウェア、専門サービス（コンサルティング、経理、法律など）、広告業・展覧会・広報、不動産開発、建築とエンジアリングプロジェクトなど五つの職業が最も魅力的である。その中で、サービス貿易分野の職業が2007年におけるランキングスリーとなっている。

インターネット関連の職業とeビジネス

理由：2007年は中国のインターネット会社にとってはゴールデンイアーである。CNNICが公表した最新データによると、今年の6月までに、中国のネットユーザーの数は1.62億人に達し、世界で2位となった。ネットユーザーの激増に伴い、インターネット会社は全盛期を迎えてきた。これは二つの面に現れている。一、ポータルサイトがさらに増えていること、もう一つは専門、垂直のネットがさらに特化していること、これら両方のサイトはともに人気がある。

コンピューターソフトウェア

理由：コンピューターソフトウェア業種はインターネット、eビジネスに次ぐ人気業種。毎月公表されるスポットの数は数万に達し、申請者は百万人に達する。

2007年の採用状況から見れば、ソフトウェアエンジニア、ソフトウェア・テスト・エンジニア、ネットシステム・エンジニア、コンサルティング・エンジニアなどの就職がたくさんあり、人材の需要も大きい。特にソフトウェア・テスト・エンジニアは、2006年には不足していたが、2007年も依然として不足がが目立っている。

不動産業種

理由：2007年、不動産業種が絶えず人材を募集している。

現在、不動産業種で非常に不足しているのは総合能力を持った複合型の人材である。

メディア、出版、文化広報

理由：統計データによると、ビッグな文化メディア企業の間では、トップの人材の奪い合いが激化している。2008年のメディア出版業におけるトップ管理層とクリエイティブな人材が依然として最も貴重なリソースと見られており、例えば、ベテランの取材記者と編集者、プロの出版者、発行業務のスペシャリスト、ハイレベルの創作とデザイン人材、ハイレベルのコマーシャル・プロデューサー、企画者など。

特化したサービス

理由：特化したサービスとは企業や個人のためにコンサルティング、経理、法律などのサービスを提供することである。コンサルティング業種は市場のニーズが大きく、展望も明るい。中国のコンサルティング市場は特にそうである。ある管理コンサルティング会社を例とすれば、その対象は主に、大手国有企業、高い成長性を持つ民営企業、事業体とNGOなど三種類に分かれている。この3種類のユーザーは中国でいずれも膨大な数にのぼっている。

「チャイナネット」2007年11月28日