四川省建設庁によると、同省は今後、地域的な中心都市の形成に力を入れる方針で、綿陽、攀枝花、南充など5都市を重点形成対象とし、100万人都市へ発展させる計画だ。「中国新聞網」が伝えた。
昨年末現在、四川省の都市化率は34.3%だった。省全体の都市構造を改善したため、都市化発展プロセスの質が徐々に向上してきたが、省都・成都市が人口1千万人以上の巨大中心都市であるのを除き、その他の都市は規模も小さく、輻射効果も今後の発展が待たれる状況だ。
こうした状況を受けて、同省は都市化建設の加速を決定。都市インフラと公共サービス施設の建設を急ぎ、都市の受け入れ能力を増強するとともに、第11次五カ年計画(2006~2010年)期間には毎年300億元以上を投入して、都市汚水処理施設、生活ゴミ無害化処理施設、市政のパイプライン網建設を重点的に強化し、都市建成区の一人当たり緑地面積を10平方メートルに引き上げる予定だ。
同期間に同省建設部門は整った住宅保障制度をうち立て、出稼ぎ農民労働者の住宅保障モデルを模索し、2010年には低所得世帯の住宅問題を基本的に解決するとしている。
「人民網日本語版」2007年12月24日 |