ホーム>>社会>>社会ニュース
中国社会科学院が2008年社会青書を発表
発信時間: 2008-01-09 | チャイナネット

中国社会科学院はこのほど「2008年社会青書」を北京で発表した。青書は「民生改善を重点とする社会建設の推進加速」をテーマに、人々の生活・就業・社会保障の3つの社会情勢指標について分析・予測を行っている。青書の指摘は次の通り。

▽07年は都市部住民の1人当たり可処分所得が約13%増加し、住民所得の伸びがGDPの伸びを上回る数少ない年の1つとなった。農民の収入も過去11年で最高の約8%の伸びを示した。

▽07年の新規雇用は1200万人で、以前の900万人より大きく伸びた。同時に技術労働者の不足も進み、雇用市場全体としては求職が求人を上回る中、限定的な不足状況を呈した。

▽07年に新型「農村合作医療制度」の加入率は区域・人口共に80%を超えた。出稼ぎ労働者の労災・医療保険加入率は20%を超えた。農村最低生活保障の受給者は前年比約2千万人増の3千万人に迫った。

05年から07年にかけて国は企業の定年退職者の年金水準を3回続けて引き上げた。08年から3年連続でさらに引き上げ、企業の定年退職者、公務員、事業機関の定年退職者の年金水準の格差を徐々に縮めていく。

「人民網日本語版」2008年1月9日

 

  関連記事

· 「社会青書」発表:医療・就業・貧富格差が三大問題

· 07年企業青書「工業企業は高利益時代へ」

· 07年の長江デルタの経済成長率は13%に 青書

· 07年不動産青書予測:価格上昇幅は5%以下に反落

· 省別競争力青書を公表 上海、北京、広東がトップ3

  同コラムの最新記事

· 上海市浦西の観光バス1号路線、試運行開始

· 広東省、気象による疾患予防の注意を呼びかけ

· 「中国国情ガイド」出版 07年の動きまとめる

· 国家統計局調査、9割が治安を安全と認識

· 重慶市、約1万の村でラジオとテレビが視聴可能に