先ごろ開催された第2回全国法院知的財産権審判業務会議で最高人民法院曹建明副院長は、2001年に第1回全国法院知的財産権審判業務会議を開催して以来、中国の知的財産権裁判はWTO加盟のための試練を乗り越えたと述べた。

曹建明副院長によると、全国の地方法院は7年間で渉外知的財産権民事案件の第一審案件1634件を審理し、増加幅は知的財産権案件全体の2倍以上に達し、案件数量の年平均増加率は57.96%となっている。中国では2001年以降、合計7万4千件以上の知的財産権案件民事訴訟の第一審を審理し、審理した案件は知的財産権裁判の全ての分野をカバーするまでになっている。ここ7年に最高人民法院は20件の知的財産権司法解釈を発表し、専利（特許、実用新案、意匠）、商標、著作権、植物新品種、集積回路配置図設計といった知的財産権裁判の各分野に及んでいる。

「人民網日本語版」2008年2月22日