1950年代に「右派」とみなされ、22年間、強制労働をさせられた張賢亮は、1979年の名誉回復後、国家一級の重要な作家の一人として、また第6期から10期まで5期連続(1期は5年)で、中国人民政治協商会議全国委員会(全国政協)委員を担当した。
張賢亮は、寧夏(回族自治区)文学芸術連合会名誉主席、中国作家協会主席団委員、中国文学芸術連合会委員、寧夏華夏西部影視(映画・テレビドラマ)撮影城有限会社代表取締役を務める。80年代に作られた映画『牧馬人』の原作は張賢亮によるもので、9編の小説が映画化された。数々の文学賞を受賞し、日本で出版された『男の半分は女』など、ある作品は27カ国語に翻訳されている。
作家や経営者として成功した張賢亮は、経済体制や政治体制の改革、中国知識人の地位や役割、更には中国の運命や将来などにも関心を寄せ、全国政協委員として、「公務員の財産申告」や「地方の人民代表大会、政協の役割強化」を提案したこともある。
今年1月に発表された『中国文人のもう一つの構想(中国文人的另一種思路)』では、そのいくつかの提案や希望に満ちた未来への展望、改革開放政策が実施された30年の得失が記されている。
「チャイナネット」2008-2-28 |