最高人民検察院が11日に明らかにしたところによると、2007年末までに全国の合計2871カ所の法院(裁判所)で人民監督員テスト業務を実施している。これは全国の各級検察院合計の86%を占め、選任された人民監督員は2万1962人に達している。「法制日報」が伝えた。
人民監督員制度は検査機関が行う職務犯罪調査に対する外部監督を強化し、検察機関の法執行行為の規範化を促進、人権の尊重と保障を実現し、検察権力の正確な行使を保障する。
2003年9月に人民監督員制度のテスト業務を開始して以来、人民監督員は職務犯罪容疑者の逮捕決定に対する不服、検察機関による案件の取り下げ、不起訴の「3種類の案件」合計2万1270件を監督している。人民監督員は検察機関が立案すべきなのに立案していないもの、または立案することができないなのに立案したもの、刑事的に賠償を行うべきなのに法律に則った認定をしていないもの、刑事的な賠償を行わないとする決定といった法律・規則違反の行為に対して監督意見を460回提出し、検察業務に対する意見や提案を111回提出、その大部分は既に審理が終了して人民監督員にフィードバックを行っている。
「人民網日本語版」2008年3月12日
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