北京で自動車類に国家4号排ガス基準が実施されたのに引き続き、上海でも2009年末には同基準の適用が義務付けられる計画だ。新基準が適用されると、同市はEU諸国における現在の排ガス基準と同じようになる。上海市環境保護局の張全局長が9日、「2008上海民生訪談」で明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
張局長は、次のように述べた。
上海のこの排ガス規制については、今年の第3四半期に国家の関連部門の審査と指示を受けることが有望視されており、来年末には同基準を実施することになる。新基準を実施する前には同市の関連部門から社会に向けて公示されることになる。
また、新基準を実施する鍵は、国家4号排ガス基準に合格した石油製品の供給にあり、クリーンなエネルギーサービスを2010年の上海万博で展開することが目指されている。新基準実施後は、この高基準の石油製品は長江デルタ地域でも連動して適用され、上海だけでなく同デルタ地域内の他の都市にも供給される。
統計によると、国家1号、2号、3号、4号と号数が上がるごとに車1台からの排気ガス排出は約50%削減されることがわかる。
「人民網日本語版」 2008年4月10日
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