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米目撃者「中国の警察は職責を果たしただけ」 |
発信時間: 2008-04-18 | チャイナネット |
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「中国政府の拉薩(ラサ)事件に対する対応を『鎮圧』という言葉で表現するべきではない。中国の警察は職責を果たし、拉薩の正常な秩序と平静を回復したにすぎない」。拉薩で発生した「3.14」暴力事件の目撃者となった米国人観光客のジムさんは記者の取材に対してこう語った。 60歳のジムさんは米国の環境工学関連の企業に勤めるエンジニア。シカゴから300キロのウィスコンシン州の小さな町に住んでいる。中国から帰ったばかりのジムさんはシカゴのオフィスで、「拉薩で過ごした3月14日朝からの3日間は忘れることができない」と語った。 「もともと敦固賓館というホテルに泊まる予定だった。しかし事件が発生した市街の中心部にあったため、新鼎大酒店というホテルに移らなければならなくなった。私たちの泊まった部屋からは布達拉宮が一望できたが、暴力事件の発生地から立ち上る煙も見えた」とジムさんは当時を振り返る。 「ホテルから離れてはいけないというような行動の制限は受けなかった。ただガイドの女性に『安全のため外出をひかえてくれるとありがたい』と言われただけだった。私たちが危険な目に遭うのをガイドは恐れており、私たちも外出しようとはしなかった。ツアー客のほとんどは屋上で事態の成り行きを見守ったが、誰もそれを阻止しようとする人はいなかった」。ジムさんはツアー客らが行動の制限を受けなかったことを強調した。 ジムさんによれば、中国政府が暴力事件に対して取った対応を「鎮圧」という言葉で表現すべきではない。中国警察は自らの正常な職責を果たし、拉薩にあるべき秩序と平静を取り戻しただけだからだ。ジムさんはCNNなど米国メディアによる偏向報道に失望と不満を抱いている。「私たちは軍隊も見なかったし、武器を持った人も見なかった。検問所の警備員さえ武器を持っていなかったのだから」と語る。 「西蔵独立」分子らによる北京五輪の聖火リレーの妨害事件が発生していることについて、ジムさんは、「五輪大会と西蔵問題は何の関係もない。彼らの目的は(妨害行為を起こしている)写真を新聞に載せて影響を与えることにほかならない」と断言した。 「人民網日本語版」2008年4月17日
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