チベット青年会議のツェワン・リグジン代表はこのほど、イタリア紙「コリエレ・デラ・セラ」の取材に対し、「西蔵抵抗運動は自爆式の暴力手段を用いて抗争を進める時期を迎えたのかもしれない」と述べた。「国際在線(CRI)」が伝えた。
リグジン代表は取材に対し、「非暴力の中道路線は『中国人』につけいるすきを与え、我々の『国家』での拡張を許し、我々の伝統と宗教文化を滅ぼした。闘争の戦略を変えなければならない時が来たのだ」と語り、「我々はすでに国際社会から忘れられてしまった。『平和主義』というと聞こえはいいが、何もできはしない。パレスチナ人やイラク人は自爆攻撃によって効果を上げ、世界中のメディアの注目を得ているではないか。我々はいかなる代価も惜しまず、一日も早く西蔵の独立を勝ち取らなければならない。抵抗運動においては自爆という暴力的な手段も辞さない」と強調した。そして「世界中の国々が北京五輪大会をボイコットすることを希望する」と述べた。
チベット青年会議は1970年に設立された団体で、ダライと共に亡命した蔵(チベット)族貴族の子孫を中心に組織された。現在のメンバーは3万人。全世界に70カ所近くの支部を持つ。設立当初から「西蔵の完全な独立」を公然と主張し、「チベット亡命政府」に合流して、ダライ集団の権力の中心を占めるようになった。
「人民網日本語版」2008年4月17日
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