四川大地震の発生後、以前四川省徳陽市に住んでいたという英国人男性が、被災地の児童への募金を集める旅に出かけた。
彼の名はアイザック・ルイスさん、北ウェールズ在住。ルイスさんは自分が立ち上げた募金サイト(www.justgiving.com/walktolondon)に、昨年9月から今年2月の期間、震源地からほど近い徳陽市で生活と仕事をしていたことを綴った。この5カ月間の滞在中、彼はしょっちゅう徳陽や成都など四川各地を旅行して回り、旅先で多くの友だちを作り、人生の中で一番すばらしい時間を過ごした。いつか、成都に定住するつもりだという。
四川大地震の発生を聞きつけ、ルイスさんは驚いた。彼のサイトには「少しでも彼ら(被災者)の手助けがしたい。多くの人に四川で起こった震災を知ってもらい、募金を集めたい」と書かれている。ルイスさんは今月7日、故郷を出発し、徒歩で240マイル先のロンドンに向かった。道中は野宿し、「公共バスや電車、車には乗らない」という。10~14日で目的地に到着する計画だ。
彼は今回、少なくとも3000英ポンドの募金を募り、震災孤児や負傷した児童、児童の心理ケア、子ども村や学校校舎の建設などに役立ててもらうため、中国児童少年基金会に寄付したいと考えている。これまでに、1501英ポンドの募金が寄せられたという。
「人民網日本語版」2008年6月12日