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ハウスキーパーが新職業に 高学歴の人材求む |
発信時間: 2008-08-27 | チャイナネット |
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▽大学生と家事 調査によると、西安市内の家政サービス業にも大学学歴の従業員がいるにはいるが、全員が家政婦紹介企業の管理業務を担当し、現場の第一線で働く短大以上の学歴の人はまだいない。 陝西省にある家政婦紹介センターではかつて、大学生の家政業への参入を試みたことがある。同センターの李主任によると、小学校と幼稚園が夏休みに入ると、多くの家庭で家庭教師を兼任できる家政婦(夫)を必要とすることから、省婦女連合会のレッドフェニックス事業弁公室と協力して、大学生家政サービス研修コースを開催。大学生50人余りがこの研修に参加し、家庭でのマナー・料理・掃除・安全・法律などにわたる知識と技能を身に付けた。約半数が家政婦として働き出したものの、ほとんどが1カ月も続かなかったという。「大学生は一般的にたるんでいて、気の向くままに仕事をするし、すぐに辞めてしまう。雇い主とのつきあい方も下手で、家事なんかはもっとダメ」というのが雇い主側の反応だ。こういった面では、学歴がなく、教育水準の低い人の方がかえって優れているかもしれない。 一方、業界関係者は「大学生は普段の家事では見劣りするが、ハウスキーパーなら学歴の優位性を発揮できる」と話す。実際に世界で有名な「フィリピン人メイド」や英国のハウスキーパーはその多くが短大卒以上の学歴を持っている。 「家政婦やハウスキーパーの才能は生まれ持ったものではなく、訓練を積み重ねて育成されるものだ。この業界では現在、短大卒以上の人材の参入が非常に必要となっている。(新たなスタッフの参入により)この業界の職業化が進み、全体的なイメージが高まるというものだ」と西安市婦女就業サービスセンター職業訓練部の康莎萍さんは話す。 一般人からハウスキーパーへの育成には非常に細やかな作業が必要だ。国内にはこういった研修能力のある施設が少ないが、或いは今は志ある人が参入する絶好の機会かもしれない。富裕層の増加に伴い、スーパー家政婦であるハウスキーパーの需要が今後高まっていくのは必至だ。 「人民網日本語版」 2008年08月27日 |
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