▽「東洋の神秘」から「開放された現代国家」へ
調査によると、中国訪問を前に、多くの外国人の中国に対するイメージは主に「神秘的」「悠久」「歴史ある東洋の国」であり、このような認識は主に自国でのテレビ・ラジオ・新聞・雑誌などのメディア、および中国に関する書籍、あるいは人からの聞き伝えなどにより得られたもので、なかでもメディアから受けた影響は非常に大きかったようだ。北京五輪期間中、多くの外国人が自身の目で中国を目の当たりにし、現代の北京の姿を見た後、その印象はまさしく180度の大変貌を遂げたようだ。
百聞は一見にしかず。多くの外国人は中国の一般大衆が未だ立ち後れた生活を送っていると認識していたようだ。しかし彼らは中国来訪後、中国国民の生活水準が非常に高まっていることに深く印象を受けた。中国の人々の衣食住を実際に自身の目で見た結果、中国国民の安定した生活・経済、調和の取れた社会構造に、今回中国を初めて訪れた外国人は強い印象を受けた。
また、現代的な五輪各競技場、さらには成功裏に閉幕した北京五輪の運営もまた、外国人に対して中国の大きな進歩を印象付けた。調査の結果、中国に対して偏見を抱く一部のメディアを含む実に多くの海外メディアが、「輝かしい」「すばらしい」などの肯定的な言葉で中国を表現した。多くの外国人にとって、北京五輪は近代化した中国がまさに完ぺきなほどまでに体現化された舞台となった。
北京五輪はさらに、中国国民の品格を映す鏡ともなった。多くの外国人は五輪ボランティアらが提供したサービスに高い評価を与えた。北京市民の品格、開催都市住民としての友情や熱意もまた、多くの外国人にとって「想像をはるかに上回る」ものであり、「その熱意に心を打たれた」と答えた外国人も少なくない。彼らの中国、さらには中国人に対する印象は、ハード面のみならず、ソフト面や相互交流から得られたものとなった。
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