中国文化の源流ははるか古代にさかのぼる。北京五輪開幕式での素晴らしい演出は、中国文化に対する理解の絶好の機会となった。もっとも今回の調査の結果、外国人の中国文化に対する認識は未だ底浅い水準にとどまっている。彼らの中国・中国人に対する理解度は、中国人の欧米に対する理解度には遠く及ばない。
「中国を最も代表する事物」との質問に対して、外国人の回答のうち最も多かったのが「万里の長城」「中国拳法」「中華料理」であった。うち、「万里の長城」の回答率が最も高く、21%を占めた。また、ハリウッド映画の影響か、多くの外国人の「中国拳法」に対する印象も根強く、中国来訪前、中国人なら誰もが「中国拳法」が出来ると思っていた外国人は少なくなかったようだ。また今回の調査を受けた中国人は、中国を最も代表するものとして「四大発明」を挙げた人が33%にも達した。一方、多くの外国人は「四大発明」のことを知らず、「四大発明」を回答した外国人はわずか6%にとどまった。このほか、「中国医学」の回答率はわずかに2%だった。
「中国を最も代表する動物」との質問では、「竜」「パンダ」が予想通り上位を占め、回答率はそれぞれ45%、42%となった。中華民族のトーテムとも言える「竜」は中国のシンボルとして不動の地位を占めている。
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