▽「レノボ」「中国移動」が高い知名度 「李寧」の顕著な五輪効果
数字一百市場研究公司は今回の調査で総合的な「中国評価体系」を採用し、アンケート調査の内容は、経済・環境・政治・国民品格など多岐にわたった。なかでも中国経済に対する現状認識について、非常に興味深い結果が得られた。多くの外国人は中国経済の現状に比較的高い評価を与えており、今後の発展についても明るいとの予想をしている。調査対象となった外国人の6割以上が、中国は今後20年以内に世界最大の経済大国となると考えている。
中国経済の急速な成長は、外国人の中国ブランドに対する認知度も大幅に向上させている。調査の結果、「聯想(レノボ)」「中国移動」などのブランドの外国人の間での知名度は高く、回答率はそれぞれ58%、52%にも達した。また、北京五輪期間中、スポーツブランド「李寧(リーニン)」は営業成績が最もすぐれたブランドのひとつとなり、「五輪期間中最も印象深かったブランド」で首位を占めたほか、認知度に対する印象度の高さでもトップとなった。この結果は、同ブランドの創始者である李寧氏が北京五輪で最終ランナーとして聖火の点火を行ったことと大きな関係があるとみられる。
注目に値するのは、急速な成長を続ける中国だが、アンケート調査に回答した外国人のうち64%が、中国経済の発展には環境問題などの代償が伴っていると認識していることだ。中国は現在、環境保護の面で甚大な努力を続けているものの、肯定的な評価を幅広く得るためには、はるか長い道のりをまだまだ歩んで行かねばならない。一方、中国人を対象に行った調査では、自国経済の発展状況を楽観視する向きが多く、実に60%が、中国の経済建設は持続可能な健全かつ急速な発展プロセスにあると考えている。
「人民網日本語版」 2008年10月07日
|