金融危機下のF1業界に再びバッドニュースが伝わった。世界最大の自動車メーカー、トヨタ自動車は東京で記者会見を開き、コスト節約のために2010年以降F1レースを撤退することを表明した。
トヨタは2002年からF1に参戦、毎年の予算は3億ドルにのぼった。通算8季139戦で、これまでに3回のポールポジションを獲得、表彰台には13度立ったが、優勝したことはなかった。2005年にコンストラクターズ4位となり、これがトヨタの最高成績となった。
トヨタはFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)と2012年までの「新コンコルド協定」を交わし、2012年まで参戦すると表明、コスト削減などに取り組んでいたが、このたびF1からの撤退を決定した。
これまでに、すでにF1からの撤退を宣言したホンダ(2008年12月5日)とBMW(2009年7月29日)。今回トヨタが撤退したことで、日本の自動車メーカーの参戦がなくなることとなる。
「人民網日本語版」2009年11月5日