台湾の有名な人材紹介会社「104人力銀行」は1日、1月に大陸部での就職を希望した台湾のサラリーマンは約2万人に達したことを明らかにした。台湾のサラリーマンが選んだ「上陸」地点として、最も人気だったのは広東省で、1カ月半でのべ14万人の応募があったという。
「104人力銀行」データーバンクの分析によると、大陸部で業務を展開したいと考える台湾のサラリーマンのうち、中堅世代(30-45歳)が60%を占めた。大陸部に行きたい理由として、「大陸部の発展の潜在力が大きい」「両岸の人材は競争状態になるため、先に入ったほうが良い」などが主となった。
「104人力銀行」は09年12月1日から今年1月19日までの応募データによると、台湾のサラリーマンに一番人気の就職地は広東省だった。応募人数は延べ13万6789人に達した。その次が江蘇省で6万1888人、上海市は5万2222人だった。「104人力銀行」広報担当の方光叙コ氏は、「企業が広東省で働く機会が多く、応募人数も最高で、これは広東省が台湾の幹部の集中する場所ということを反映するものとなった」と述べた。
方光叙コ氏によると、自発的な応募で人気があるのは、生産管理スタッフ、営業スタッフ、経営スタッフだという。大陸部で最も多くの求人募集をしているのは鴻海で、最も多くの応募が集まっている。広達電脳への応募人数は2位で、第3位は康師傅だった。
「人民網日本語版」2010年2月2日 |