新型インフル、今春にも全国で再流行の可能性
タグ： 新型インフルエンザ
発信時間： 2010-03-12 16:51:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
中国疾病予防抑制センター伝染病予防抑制所副所長、国家インフルエンザセンターの舒躍竜・主任は11日、衛生部で行われた新型インフルエンザ予防抑制メディア発表会の席上、新型インフルエンザが中国南部地域で今年の春から夏にかけて再び大流行する可能性があると語った。
統計によると、今月7日現在、中国大陸部31省・自治区・直轄市で報告された新型インフルエンザ患者数は12万7427人に上る。うち、重症・重篤例8320人、死亡者796人。昨年12月上旬から中旬にかけて重症および死亡例のピークが訪れたが、その後は徐々に流行は収まりつつある。
舒主任は、インフルエンザの特徴および歴史的な過去のインフルエンザ大流行の経験から、インフルエンザ大流行は一般的に2年以上持続すると述べた。インフルエンザはその後季節性インフルエンザに変わり、よって新型インフルエンザは今後、世界中でかなり長い期間にわたり流行する可能性があるとした。「WHO（世界保健機関）はインフルエンザ・パンデミックのフェーズ（流行等級）を未だ調整していない」。
最近の血清学調査データによると、中国国民の新型インフルエンザ抗体保護水準はわずか30％前後。専門家は、中国は慢性病患者、高齢者、妊婦、肥満者などに対して新型インフルエンザワクチンの接種を積極的に推進すべきだと指摘する。また都市在住の農民工（出稼ぎ労働者）など接種率が比較的低い人達へのワクチン接種の必要性も説く。その他群衆についても条件が満たされればワクチン接種を受けるべきだという。
「人民網日本語版」2010年3月12日
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