中国女子体操、年齢詐称でシドニー五輪の銅メダルはく奪

タグ: オリンピック,五輪

発信時間: 2010-04-29 15:19:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国際オリンピック委員会(IOC)は北京時間28日夜、国際体操連盟(FIG)による調査の結果、中国女子体操の董方霄選手が2000年のシドニーオリンピック出場時に16歳未満だったことが判明(訳注:五輪出場資格は16歳以上)した。IOCはこれにより、体操女子団体総合で中国が獲得した銅メダルを剥奪すると発表。第4位だった米国が繰り上がり、銅メダルを獲得することになった。

FIGは2009年6月、董選手の年齢に関する調査を開始した。董選手がシドニーオリンピック出場時に提出した選手個人情報と北京オリンピック時に技術担当者として提出した個人情報に食い違いがあったことが、調査の発端となった。

FIGは今年2月27日に声明を発表、中国女子体操の楊雲と董方霄2選手の年齢詐称問題について調査した結果、董選手のシドニーオリンピックでの全成績を取り消す決定を下したと明かした。この決定によって、董選手の個人ランキングに影響が及んだほか、中国女子体操チームの団体成績にも直接影響が及ぶこととなった。中国女子体操はシドニーオリンピックの団体銅メダルを獲得したが、楊雲選手の「年齢制限」については、証拠不十分で警告処分だけとなった。

FIGの調査によると、董選手の本来の生年月日は1986年1月23日で、シドニー五輪出場時には実際は14歳だった。しかし、選手登録記録には、1983年1月20日生まれの17歳となっていた。FIGは、シドニーオリンピックでの全成績を董選手の取り消すと発表、調査結果をIOCに引き渡した。また、1999年世界選手権と1999-2000年ワールドカップにおける董選手の全成績も取り消された。

「人民網日本語版」2010年4月29日

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