このほど、中国の都市部では「クールなケチ族」と呼ばれる人がいる。
「クールなケチ族」というのは決してお金がないわけではなくが、生活する中で節約を重んじる人のことである。このようなライフスタイルを選んでいるのはほとんど、高学歴で高収入のホワイトカラーである。
家具デザイナーの張妍さんの「クールケチ」生活は、タクシーに乗らない、外食をしない、ご飯を残さない、家事は自分でやるというため、月収3000元のうち2000元を貯金する。
コンピューター研究所に勤めている姜瀟瀟さんは現在29歳、月収8000元で、100平米の家を持っているが、タバコを吸わず、酒も飲まず、自転車で通勤している。また、一日の食事代は20元以内と決めている。出張が多いため、水、電気、ガス代も100元以内に収められるというのである。
「クールなケチ」のライフスタイルは現実的な消費意識を反映しており、「消費しないということではなく、計画的で目標のある消費をすることだ」と社会学者は見ている。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年5月17日