調査:都市生活、半数以上が「不満足」 

タグ: 都市,上海万博

発信時間: 2010-05-18 16:09:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国市長協会が11日に北京で発表した「中国都市発展報告」によると、中国は既に都市化の加速期に突入しており、推計では2020年までに全人口の50%、2050年には同70%が都市住民となる。

上海万博のメインテーマ「よりよい都市、よりよい生活」がきっかけで最近になり、人々がより都市生活に関心を示すようになった。中国青年報社会調査センターが先週、2211人を対象に行った調査結果によると、都市生活に「不満足」と答えた人は55.8%、「満足」は42.8%だった。

都市生活の美点とは何か?73.3%の人は「買い物に便利」を第一に挙げた。2番目が「医療水準の高さ」(62.5%)、3番目は「教育条件がよい」(61.7%)となった。

以下順に、「文化生活が豊か」(53.4%)、「就業のチャンスが多い」(46.4%)、「社会保障が優れている」(41.9%)、「住民のモラル水準が高い」(39.4%)、「QOL(生活の質)が高い」(36.9%)、「仕事の前途が明るい」(36.9%)、「所得水準が高い」(27.9%)などと続いた。

では都市生活の短所とは何か?84.1%の人は「不動産価格が高すぎる」を第一に挙げた。2番目が「交通が混み合う」(83.6%)、3番目は「環境汚染」(76.5%)、「物価高」が4番目(70.3%)となった。

人々が都市生活に対して不満を感じるその他の理由として、「人情味が薄い」(62.4%)、「プレッシャーが大きい」(59.4%)、「競争が熾烈」(54.3%)、「生活リズムが速すぎる」(46.4%)、「受験競争が深刻」(43.4%)、「自然が少ない」(22.5%)などと続いた。

良好な生活を送るために都市にはどのような条件が必要なのか?今回の回答によると順に、「良好な社会治安」(86.3%)、「便利な公共インフラ」(82.1%)、「優れた環境」(79.6%)、「優れた公共サービス」(78.8%)、「快適な居住条件」(77.2%)、「外出に便利」(63.5%)、「人情味が豊か」(56.1%)、「独特の都市文化」(54.7%)、「生活プレッシャーが大きくない」(48.3%)などが挙げられた。

また今回の調査結果によると、65.7%の人は小中都市での生活を好み、20.9%の人は大都市を、11.9%の人は農村での生活に憧れていることが判明した。

「人民網日本語版」2010年5月18日

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