国家広電総局(テレビ・ラジオ・映画管轄部門)発展研究センターは18日に北京で、「2010年中国ラジオ・映画・テレビ発展報告」(広電ブルーブック)出版記者会見を行い、国内大手ニュースメディアに対して昨年の中国のテレビ・ラジオ・映画の各業界の発展状況と今後のすう勢について発表した。
広電ブルーブックは中国放送・映画業界で、政府公認の唯一のブルーブック。中国の放送・映画業界の発展の軌跡を振り返り、放送・映画関連政策研究の最新成果をまとめた、国内外にとって中国の放送・映画業界の発展を理解、研究する上での権威ある報告書である。2006年以来、広電総局発展研究センターは既に5年連続して同書を出版している。
今回のブルーブックによると、映画分野では、昨年の全国都市映画鑑賞券収入は62億600万元となり、年初の予測の50億元を12億元上回り、2008年に前年比30%増した勢いがさらに加速、前年比42.96%増となり、6年連続で25%以上の急成長を維持している。制作本数も大幅に増加しており、通年の映画制作数は456本、2001年比で5倍以上となり、世界第3の映画制作大国に躍り出た。
テレビ分野では、昨年に放送を認可された国産テレビドラマは402本、1万2910話分。テレビドラマ営業収入は21億元で、2008年の16億元から5億元増加、成長率は31.25%。
またアニメ分野では、昨年に放送を認可された国産テレビアニメは322本、計17万1800分となり、2008年比で31%増。アニメ映画制作数は27本、2008年の16本から68.75%増の急成長となった。
「人民網日本語版」2010年5月19日