北アフリカのアルジェリア東北部にあるブーイラで現地時間10日深夜、憲兵路上検査所への襲撃があり、少なくとも憲兵2人が死亡、20人が負傷した。新華社の記者が現地の中国大使館に確認したところ、近くを走行していた中国企業の社員が襲撃に遭遇し、命を落としたという。
襲撃があったのは現地時間夜11時30分頃。テロリストは爆薬を積んだトラックでブーイラの憲兵が配置されている路上検査所を襲撃した。
中国企業の担当者によると、会社の材料を輸送していた車両は当時ちょうど同地域を通過中で、襲撃のあった検査所で検査の列の前から3番目に並んでいたという。爆発があった際、助手席に乗っていた中国人社員に破片弾が当たり、死亡した。
事件後、現地の中国大使館はこれを高度に重視し、同企業に死亡した中国人社員の善後処理を滞りなく行うよう求めた。
「人民網日本語版」2010年6月12日