中国の流動人口、2億1100万人に

タグ: 計画生育,流動人口,中国

発信時間: 2010-06-28 15:26:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国家人口計画生育委員会(計生委)流動人口服務管理司が発表した「中国流動人口発展状況報告」によると、中国の流動人口は、2009年時点で2億1100万に達し、平均年齢は27.3歳という。流動人口は、分布、構造、素質などが複雑なことから、6つの大きな問題が顕著化している。 国家の戦略計画や政府の社会管理・公共サービスは、この問題解決という厳しい局面に立たされている。

計生委は昨年7月、流動人口サービス管理強化政策制定の根拠・参考となる資料データを提供し、秩序ある人口流動を主導する目的で、重点地区における流動人口監測試行調査をスタートさせた。具体的には、北京、上海、深セン、太原、成都の5都市・56県・区の郷・鎮173カ所、村住民委員会423カ所、流動人口世帯2万1771世帯、流動人口4万7461人を対象としたフィールド調査を実施した。調査の結果は以下の通り。

流動人口のうち78.7%は農村戸籍を持つ。年齢別では、青年・壮年が中心で、20-44歳が調査対象者の3分の2を占め、14歳以下の子供も20.8%含まれていた。性別で見ると、男性が50.4%、女性が49.6%。流動人口家庭の世帯あたりの平均人数は2.3人。16-59歳の流動人口のうち、86.8%は中卒以上の学歴を持っていた。流動人口の平均月収は1942元。主に製造業、卸売・小売業とサービス業に従事、低賃金あるいは危険度の高い業界に集中していた。

「人民網日本語版」2010年6月28日

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