欧州委員会は5日、中国台湾の住民がEU加盟国で観光・短期滞在する場合、パスポートを所持していれば査証(ビザ)を免除するという議案を採択した。
同議案によると、中国台湾地区の旅券の保持者がEU加盟国に滞在する場合、滞在日数が90日以内であれば査証が免除される。
欧州委員会内務担当のセシリア・マルムストロム(Cecilia MALMSTROM)委員は、「査証免除が実現すれば、EUと中国台湾の人的往来が増え、双方の経済貿易協力の推進に有益となる。また、台湾のビジネスマンの欧州訪問の機会が増え、EU諸国に対する投資の拡大も期待される」と強調している。
同議案は、欧州理事会と欧州議会の審議認可を経た後、発効される。
EUは、シンガポール、日本、韓国、中国香港などに対し、同様の条件で査証を免除している。
「人民網日本語版」2010年7月6日