民間調査会社・零点公司の最新調査データによると、W杯をテレビで観戦した調査対象者のうち7割が、「W杯症候群」にかかっているという。会社や学校でやる気が起きず、14.2%が「体調不良を感じている」と答えた。「W杯は一切見ない」という人は、わずか15.9%だった。
零点公司のサンプリング調査は、北京、上海、広州、武漢など8都市の住民1251人を対象に実施された。W杯を観戦した人のうち、「体調不良を感じている」人は14.2%いた。21-30歳の若者達は17.1%と、体調を崩した人が比較的多かった。
また、「仕事中や授業中にやる気が出ない」人は72.5%に達し、徹夜で試合を見たことから体調を崩し、遅刻、早退、欠勤が多発した模様。また、「試合を同僚と見ていて喧嘩になった」人が2.5%いた。違うチームを応援していたことが、喧嘩の主な原因だった。
W杯熱が高まる一方で、調査対象者のうち「観戦しない」人が15.9%いた。彼らはW杯関連のニュースやダイジェストも見ず、ワールドカップに割く時間は「ゼロ」で、名実ともにW杯とは「無縁の人」だ。観戦する人の場合、試合中継、ニュース、ダイジェストなど関係番組を1日平均2.9時間観ている。男女別でみると、男性の視聴平均時間は3時間、女性はやや短く2.5時間。
都市住民の3割が、W杯関連のグッズを購入していた。この割合は、正真正銘のサッカーファンの場合、47.5%に達している。購入品は、ユニホーム、シューズ、サッカーボール、キーホルダーなどの小物が主という。
「人民網日本語版」2010年7月8日